黒板クリーナーというのがある。急に動かなくなった。修理に出す前にひょっとしたら断線ぐらいなら直せるかも?と考えて・・・。

コード→スイッチと来て,モーターにまでたどり着いた。

ブラシがあるので,直流モーターかと思っていたが,交流モーターでブラシを使うものもあるらしい。構造はよく似ているので(同じみたい)導通テストを行うと電源の入力とブラシの間に片方が導通がないことがわかった。どうも断線しているようだが,コイルの巻き直しなどごめんだ。普通ならここであきらめるのだが,思い切って徹底的に調べてみることにした。よく考えると,モーターが焼けた形跡がない。この回路だと,端子→界磁コイル→ブラシ→回転子→ブラシ→界磁コイル→端子 と流れている。導通がないのは端子とブラシの間なので界磁コイルをじっと見るが,動かないところだから断線のしようがない。これはもう端子の接続部分ではないかと疑ってさらに観察すると・・・見つけた。→赤丸の部分

端子との接続部分の近くで,断線していた。どう見ても焼き切れたみたいに断面がまるくなっている。とりあえずつないでみることにしたが,端子の接続部分が抜けないので,0.5mmの銅線を二重にして半田付けしてみた。


けっこう細かい作業だったが,なんとか接続。導通もOK。
(自分でもよくやったと思う)
動作テストをしてみたが,勢いよく回って充実感最高!

正直,モーターを直せるとは思わなかった。

けれど,一番大切なことはなぜ断線したかがわからないこと。それが,わからないとまた同じ症状が起こる可能性大である。線が焼き切れたと言うことは,その部分に大きな電流が流れたと言うことだが,何かの理由でその部分の銅線が細くなっていたのかもしれない。電源スイッチの入切で大きな逆起電力が発生することもあるらしいが・・・とりあえず,現在も快調に(?)動いている。

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